SPECIAL INTERVIEW Part 1:世界一 さはら選手 CAPCOM CUP 12 を振り返る

 

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SPECIAL INTERVIEW Part 1

さはら選手 CAPCOM CUP 12 を振り返る



 

2026年3月15日。格闘ゲーム世界大会「CAPCOM CUP 12」の決勝で、21歳のさはら選手は世界中が見守るステージに立った。結果は5-1の圧勝。優勝賞金100万ドルとともに、世界一の称号を手にした。

あれから時間が経ち、熱狂も落ち着いた今、改めて「あの夜」のことを聞いた。決勝の記憶、優勝後に変わったこと、変わらなかったこと、そしてGlimPearlとの関係について。飾らないさはら選手の言葉を、2回に分けてお届けする。—— Part 1

CHAPTER 1 あの決勝の記憶

「TOP16の試合が始まった時から、もう緊張はなかった。気づけばゾーンに入っていたのかもしれない」

── 決勝はどうでしたか?緊張しましたか?

いや、決勝はなんか心の中でもう行けるだろうなっていう感じだったんで。 でもまあ1セット取るごとにちゃんと吠えてましたね(笑)。

── 入場やインタビューの間も、緊張はありましたか?

いや、もうそもそもインタビューとかその入場とか、基本何とも思ってなくて。TOP16の試合が始まった時からもう緊張はなかったっすね。もうずっと言ってるんですけど(笑)。他の大会だと結構緊張してたんすけど、あの場面だけはなかったっす。ゾーンなのか何なのかわかんないですけど、かもしれないっす。

雄叫びを上げるさはら選手

── 「行けるな」と思ったのはどのあたりからですか?

Blazに勝ったあたりっすよ。あそこっすね、絶対あそこ。

TOP16は割と緊張してて、動きもあんまり良くなくて。でもまあ勝てたからいいかって感じで。Blaz戦で開き直りましたね。最初きついなとは思ってても、行けんことはないなとも思ってたんで、まあ成り行きでっていう感じでしたね。

── 大会前の気持ちはどうでしたか?

試合が始まる前にチャーハン食べてました(笑)。なんか緊張してないし、気楽に行けたらなっていう感じで。勝てたらラッキー嬉しい、まあそんな感じですね。

基本「やってやるぞ」では行ってないっすね。負けたら仕方ないし、勝ったら大儲けだよなと思いながらやってましたね。チャレンジャー精神で全部行きました。

「負けたら仕方ないし、勝ったら大儲けだよなと思いながら」

── 優勝から時間が経った今、あの決勝を振り返るとどう感じますか?

優勝したから何でもいいなっていう感じっすね。いや、全然もうそんな感じで。いくら内容悪くても良くても、最後に勝ってればまあ別にいいかなっていう感じでしたね。

CHAPTER 2 世界一になって、変わったこと

「甲子園優勝みたいな感じで、今はどこに向けて練習すればいいんだろう、という感じになってて」
さはら選手_勝利の瞬間

── 優勝後、生活は変わりましたか?

生活は全く変わってないっすね、今。起きてゲームしてランクマして寝るみたいな感じです。いつもいつもそんな感じなんだよなって(笑)。

変わったといえば、まあ欲しかったもんがちょこっと手に入るかなってぐらいですね。最近スニーカー買いました。トラビス・スコットのジョーダンコラボ。

── 立場が変わって、プレッシャーはありますか?

プレッシャーはまあないっすね。まあコメントにムカつくことはあるんですけど(笑)、試合感自体は別に変わんないっすね。いつも通りだなって気持ちは変わんないっす。

── 今のモチベーションはどうですか?

今はでも割とモチベが、だからそこが今課題で結構難しくて。今まではCAPCOM CUPを目がけて練習してたんすけど、今どこに目がけてやれば、っていう感じになってて。

やっぱ甲子園優勝みたいな感じじゃないですか。それを目がけて練習してたんすけど、今はどこに目がけて練習すればいいんだっていう。SFLが一番目標にするとこだと思うんすけど、この期間のモチベの立ち持ち方が結構悩んでるところではありますね。

── 練習自体はしていますか?

今は本当ランクマしかやらないみたいな感じでしたね。SFLシーズンがEVO Japanで始まったんで、またそこで気持ちの切り替えは多分起こるとは思うんすけど、まあなかなか難しいなっていう感じですね。

── 優勝して、どんな存在になっていきたいと考えていますか?

俺はなんか、梅原さんとかそういう像にはなりたくないなって思ってるんですよ。もう影でひそひそやってたいんすよ、俺は。

・・・無理なんすよ、わかってるんすけど。やっぱそういうのを背負って生きていきたくはないんすよ。向いてないし、自分がやりたくないことは本当にやりたくない人なんで。他人に強要されるのがクソ嫌いで、俺。全然知らない人に何かを求められるのが超嫌いで。

── でも、責任感もすごく強い印象があります。

責任感が強いから、そういうところやりたくないんすよ。本当に。責任を追いたくないんです。負っちゃうから。

例えば、リアルタイムで見る気がなかった配信も、この業界を作ってきた人のものだからさすがに見ました、アーカイブで。責任感が強いから、ちゃんとやらなきゃってなっちゃう。

だから本当はただ好きなゲームを好きにやってたいんすけど、そういうわけにもいかないっていうのはあります。やらないといけないことはちゃんとやって、その中でも自由にやっていきたいなっていう感じっすね。

影でひそひそやっていたい、責任感が強いから責任を背負いたくない、と言いながら、この業界を作ってきた先人の配信をちゃんと見る。

本当はただ好きなゲームを好きにやってたい。けれど、やらないといけないことはちゃんとやって。その中でも自由にやっていきたい。

その自然体と責任感の狭間に、さはら選手独特の不思議な空気感と魅力がある。

後編では、そのさはら選手が大会を通じて信頼し続けた道具——GlimPearlについて、本音で語ってもらう。


Part 2へつづく

取材・文:Wizard Room編集部


GlimPearl 製品ページ:https://www.wizardroom.jp/products/glimpearl
オンラインストア:https://store.braveridge.com/products/detail/116
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